慈修会 上田腎臓クリニック

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腎臓の話

2010年03月24日

腎移植の話 ~長野県腎移植推進研究会②~

腎移植の話、第2弾です。講演は東京女子医科大学の石田 英樹先生のお話。前回の長谷川先生のお話に比べると移植の実際のトピックスお話でした。

腎移植で問題となるのは、とにかく拒絶反応( д゚)。他者から臓器をもらうと自己が反応して、もらった臓器を攻撃してしまうのです。この攻撃の最前線を担っているのが『抗体』というものです。(ちなみにインフルエンザ抗体というのは体内に入ったインフルエンザを徹底して攻撃する働きを持ちます) そして『抗体』をなだめたり、取り除いたりする事に我々は苦慮をしています。もらった腎臓を植え付けるに当って邪魔となる抗体は①血液型抗体②HLA抗体があります。①血液型抗体はその名の通り赤血球に対して攻撃をしますが、最近の進歩で血液型抗体は取り除いたり、抗体産生の細胞を抑える技術が開発されました。だから血液型が違う人での腎移植が最近は問題なく行えます。しかし・・②HLA抗体の除去に苦労しているというのが現状です。このHLA抗体は輸血や感染、妊娠などで次第に体の中に出来てくるとのことです。女子医科大学ではこのHLA抗体の量を測定して、量が多い患者さんの腎移植を行う場合はHLA抗体を取り除く治療を行ってから移植をするそうです。(血漿交換や免疫抑制剤増量、免疫グロブリン大量投与)難しくなってきましたね~(д-)

まぁ、実際難しい分野で、日々技術が進歩し、興味もつきない分野です。上田腎臓クリニックでも数人の方が腎移植をしてますが皆さん元気にすごされてますよ。また移植を受けた患者さんの感想も聞いて報告もしてみたいですねq(*^O^*)p

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⇒冬の駒ケ岳に行ってきました。下は桜の季節でしたが、

まだまだ雪が凄かったです・・

 

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