慈修会 上田腎臓クリニック

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腎臓の話

2010年03月23日

腎移植の話 ~長野県腎移植推進研究会①~

腎移植の話です。日本の腎不全の患者さんは多くは透析療法を行っていますが、最近は腎移植を受ける患者さんも増えてきています。この会は腎臓専門医対象に最近の移植のトピックスを講演して、より積極的に移植を腎臓治療の一つとして検討してもらおうという会です。

1題目のお題は

長野県内で初めて脳死腎移植を経験して・・という題で、信州大学 長谷川 康久先生の講演です。

『遺族が脳死という現実を受け入れて、かつ亡くなった家族の臓器を提供するという事は精神的にタフでないとできない。また、マスコミの報道が正確にされないとせっかく善意で提供を申し出た遺族を好奇の目にさらし二重に傷つける』『事故等の場合、脳死移植の際に警察の検視が加わるが、遺族にしてみると臓器提供をするという事に警察が関与するという事に違和感がある』『移植医は24時間対応になる。最前線で働いている医師が、脳死移植実施のためずーっと、張り付けになってしまう』

 

このような内容のお話でした。今回、県内初という事で県内新聞をはじめかなりマスコミは集結していたようです。家族としては第一報で移植は否定的に報道された感じがあり、急遽記者会見を開いて、自分達の気持を伝えたとの事でした。遺族としては家族を亡くしプラス、そのようなストレスとも闘わなくてはいけないというとても大変な状況だったでしょうね。   

 

ただ遺族は最後に移植医に「これで臓器を待ってる患者が救われます」と言われた事が家族の気持ちの救いだったそうです・・ 

いい話ですね(ρ_)

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